2020年の春、NHK朝の連続テレビ小説に『エール』が決定しました。
『エール』は昭和史に残る偉大な作曲家・古関裕而(こせきゆうじ)さんとその妻・金子(きんこ)さんのお話。
もう少しだけ詳しく、あらすじを1分で紹介します。
『エール』はまるで、中島みゆきさんの曲「糸」をドラマにした感じなんです。
内容を流し読み
朝ドラ『エール』のあらすじ(内容・ストーリー)はズバリこれだ!
簡単に要約すると、
作曲家として花開く頃、金子と電撃結婚して、その後の作曲人生がより実りあるものになっていく物語。
です。
古関裕而さんは「オリンピック・マーチ」を作曲した人。1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックでその曲が鳴り響き、選手や観客を魅了しました。
2020年は、東京オリンピックが開催される年。古関裕而さんは福島出身でもあるということから、復興オリンピックとしても『エール』はドンズバな感じです(個人的感想)。
そんな古関裕而の作曲人生を描きながら、妻である金子との仲睦まじい姿が描かれます。
古関裕而のエールと金子のエールが織り成す音楽は、いつか誰かを暖めうるかもしれない
物語の背景やストーリーは、まるで、中島みゆきさんの曲「糸」の歌詞を思い出させてくれます。
とある呉服店の息子である古関は、昔から音楽好きでした。国際作曲コンクールに応募して世界の作曲家を凌いで2位に入選。
その記事を見た金子はすぐに古関へ手紙を送ります。
幾度かの文通を繰り返し、古関20歳、金子18歳で電撃結婚。愛は音楽を超え、またその愛による新たな音楽が生まれる。まさに音楽が結びつけた愛と言えます。
日本の作曲家・山田耕筰の紹介で日本コロムビアの専属作曲家となった古関は、金子とともに東京で作曲に励みます。
古関は、戦前・戦中・戦後と人々、そしてふるさとの心を癒す音楽を作り続けます。
金子は声楽家としての才能もありましたが、古関の作曲人生を支える「妻」として人生を全うします。
波乱に満ちた昭和という時代。誰もが口ずさめるヒット歌謡を連発し、時代の寵児でありながら、驚かされるのは、手掛けた応援歌や校歌の多さです。甲子園の行進曲「栄冠は君に輝く」のタイトルがいみじくも象徴するように、自分のことよりも、人を元気づけたい、頑張ってる人、恵まれない人に声援を送りたい…そんな思いで、この人は戦前、戦中、戦後、数多の曲を作り続けたのではないだろうか―――。 こうして、ドラマ「エール」は生まれました。そしてそんな彼を陰に陽に支えたのが、妻の金子さん。音楽以外はからっきし頼りない夫の尻を叩き、プロデュースし、夫のミューズであり続けました。彼女は、自身も将来を嘱望された声楽家でありながら、最終的にはそのキャリアを捨てて、古関さんを支えたのです。そこには葛藤も苦悩もあったでしょう。だけど、彼女の才能を一番理解し、最後までエールを送り続けたのも、また古関さんでした。
縦の「エール」と横の「エール」が織り成す音楽が、誰かを暖め、誰かの傷をかばうのです。
まさに、
心に届け 君への応援歌(エール)!
こんな物語です。1分のあらすじ紹介は終わりです。
▼古関裕而さん、古関金子さんの詳しい情報はこちら▼
朝ドラ『エール』の脚本家・制作・プロデューサー・キャスト情報
2020年(令和2年)、新しい時代を生きる人へ『エール』を届けてくれるスタッフたちはこちら!
脚本家・林宏司さん
【林宏司さんのプロフィール】
出版社勤務を経て、2000年に脚本家デビュー。医療や経済をテーマにした社会派ドラマや、推理サスペンス、ラブストーリー、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマや映画の脚本を手がける。
主な作品に「ハゲタカ」「スニッファー 嗅覚捜査官」(NHK)「離婚弁護士1,2」「医龍1~3」「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~1,2」「BOSS1、2」(フジテレビ)「アイムホーム」(テレビ朝日)「ドロ刑~警視庁捜査三課~」(日本テレビ)など。
制作統括・土屋勝裕さん
【土屋勝裕さんのプロフィール】
日本放送協会制作局第2制作センター ドラマ番組部チーフ・プロデューサー。大河ドラマ「花燃ゆ」制作統括。昭和45年生まれ。平成6年にNHK入局。
連続テレビ小説「ひまわり」で初演出。大河ドラマ「利家とまつ」、連続テレビ小説「天花」、土曜ドラマ「氷壁」などで演出。特集ドラマ「楽園のつくりかた」で平成15年の文化庁芸術祭優秀賞を受賞。プロデュース作品に、特集ドラマ「真珠湾からの帰還」、「家で死ぬということ」、よる★ドラ「恋するハエ女」、土曜ドラマ「太陽の罠」ほか。
【制作統括のほか、プロデューサーや演出は以下の方々。】
《制作統括》土屋勝裕 / プロデューサー 小西千栄子 小林泰子
《演出》吉田照幸 松園武大 ほか
《制作スケジュール》2019年 初秋 クランクイン予定
主演・窪田正孝さん
『エール』の主人公である古関裕而さんを演じるのは、俳優の窪田正孝さん。
物語では、古関裕而という名前ではなく、古山裕一(こやまゆういち)という役を演じます。
窪田正孝さんの抜擢理由や出演作品等についてはこちらをご覧ください。。
ヒロイン・金子役はオーディション
気になるヒロインですが、2019年3月~4月に行われるオーディションで決定するそうです。
個人的には、永野芽郁みたいな透明感のある女優に金子役を演じてもらいたい・・・なんて思っています。
朝ドラ『エール』のあらすじ(内容・ストーリー)、まとめ
朝ドラ『エール』では、「栄冠は君に輝く(全国高等学校野球大会の歌)」「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」「闘魂こめて(巨人軍の歌)」などスポーツシーンを彩る応援歌の数々、
戦後、人々を夢中にさせたラジオドラマ「君の名は」「鐘の鳴る丘」、「長崎の鐘」「イヨマンテの夜」など
ヒット歌謡曲の数々で昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)さんと妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)さんをモデルに音楽とともに生きた夫婦の物語が描かれます。
物語をちょこっと覗いてみる
日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服店に、待望の男の子が誕生する。のちに多くの名曲を生み出すことになる天才作曲家・古山裕一である。
老舗の跡取りとして育てられた裕一だが、少々ぼんやりしていて、周りには取り柄がない子どもだと思われていた。しかし音楽に出会うと、その喜びに目覚め、独学で作曲の才能を開花させてゆく。
青年になった裕一は家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募。このことが裕一の運命を変えてしまう。なんと応募した曲が上位入賞したのだ。そしてそれをきっかけに、裕一は歌手を目指しているという女学生と知り合う。
福島と豊橋―遠く離れた地に住みながらも、音楽に導かれるように出会った二人は、結婚。上京すると、二人には個性豊かな人々との出会いが待っていた。そして不遇の時代を乗り越え、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。しかし時代は戦争へと突入し、裕一は軍の要請で戦時歌謡を作曲することに。自分が作った歌を歌って戦死していく若者の姿に心を痛める裕一・・・。
戦後、混乱の中でも復興に向かう日本。古山夫妻は、傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけようと、新しい時代の音楽を奏でていく―。
朝ドラ『エール』、楽しみですね。主題歌も古関メロディなのか、気になるところですね。